DTPオペレーター グラフィックデザイナー

「DTPオペレーター」と「グラフィックデザイナー」の違いは? 両方の経験があるマサアキが説明しますね。

投稿日:2020年1月14日 更新日:

DTPオペレーターとグラフィックデザイナー
わからない人

DTPオペレーターとグラフィックデザイナーの違いを知りたい人

デザインの仕事でよく言われる、「DTPオペレーター」と「グラフィックデザイナー」の違いってなんだろう?
デザインの仕事って言ってもいろいろあるみたいで、中でも一番よく聞くのが「DTPオペレーター」と「グラフィックデザイナー」なんだけど……、「DTPデザイナー」っていうのもあるなぁ。
明確な違いってどこにあるんだろう?

よくある質問なので、お答えしようと思います。

結論からいうと…

  • DTPオペレーターはデザインデータをつくる人
  • グラフィックデザイナーはデザインを考える人
  • とはいえ、近年ではその区別があいまいになっているのが現状
  • さらにオペレータースキルとデザイナースキルの両方が要求されるようになってきた

順番に説明していきますね。

そもそもDTPオペレーターはデザインデータをつくる人

1990年代くらいまで、印刷物は「印刷指定」といってアナログ、要は手作業で印刷物の指示をしていました。
詳しく解説すると時間がかかるのでここでは省略しますが、DTPよりも前の時代の印刷手順と思ってもらえば良いと思います。
この頃にはまだ「DTPオペレーター」という職種はありませんでした。
似たような職種に「写植オペレーター」というのがありましたが、こちらも気にしないでください。
気が向いたら記事にするかもしれませんが。
やがて、DTPによって印刷物を印刷出力するようになると、ここで「DTPオペレーター」という職種が現れてきます。
デザイナーさんが考えたデザインをMac(当時はMacintoshと言われていた)というパソコンを使ってデジタルデータに起こすのが主な仕事です。
さらにデザインの変更や文字の修正が発生したときもDTPオペレーターがデータを作り直します。
なので、MacやDTPでよく使うアドビのソフト、イラストレーター、フォトショップ、インデザインの使い方に精通していて、デザイナーさんの指示どおりにデータを起こせる能力が必要とされます。
とりま、デザインセンスの方は必要ないわけですね。

グラフィックデザイナーは古くからあった職種でデザインを考える人

「グラフィックデザイナー」DTPが導入される以前からあった職種でした。
また、雑誌のデザインのことを「エディトリアルデザイン」、そのデザイナーさんのことを「エディトリアルデザイナー」と呼びます。マサアキはどちらかというとこちらになります。

さて、話をもどして。
「グラフィックデザイナー」はデザインを考える人です。
カタチや色、大きさ、どんな紙を使ってデザインをするか、どのインクを使って印刷するのか、までも決めます。
デザインしたことによって、分かりやすくなったり、使いやすくなったり、さらにはかわいく、またはカッコ良くなったりしてたくさんを売れたり、多くの人に知れ渡ることが目的ですね。

この職種もDTPが導入されるようになるとMacやアドビソフトを使う人が大半になりました。
つまり、印刷物をデジタルデータで作る人たちの多くの職種はみんなMacでアドビソフトを使って、デザインをデータにして出力・印刷するようになったのです。

とはいえ、近年では、その区別があいまいになっているのが現実

デザインをする人たちの多くの職種がみんなしてMacでアドビソフトを使うようになると誰にでもデザインを考えたり、考えたデザインをデータにしたり、デザインを変更したり文字の修正ができることになります。
誰にでもできるようになると参入障壁が下がって競争が激化しますね、つまり、お客さんにしてみれば仕事を依頼する選択肢が増えて、納期の短縮やコスト圧縮の要望が高まります。
そして、(厳密に言えばそういわけでもないのですが)誰にでもできるからデザイナーとオペレーターの境界があいまいになります、時間短縮やコスト圧縮をお客さんから要求されているなかで「デザイナーの仕事はデザインすること」とか「オペレーターはデータを起こすだけ」とかって言ってられないのが現状です。

ギャラも安くて納期も短いのに、「この案件、○○○デザインのデザイナー、○○○さんに依頼して、納期は1週間後で修正はいついつまでで~」とかやってられませんよね。
クライアントからしてみれば、「デザイナー」でも「オペレーター」でもどっちでもいいわけであって。
「DTPデザイナー」というのも聞きますが、レイアウトやデザインもしつつ、オペレーターもこなすっていう意味合いなのかもしれませんね。
「DTPオペレーターっていうよりも聞こえが良いから」なんて聞きますが、というより、デザイナーとオペレーターの境界があいまいになっている、もっといえばデザインとオペレーター両方のスキルが要求されるようになってきているのが現状ですね。
つまり、必要に迫られてやっているわけです、好きでやっているわけではない。
ただ、オペレーターだけではやっていけないし、デザイナーだけでも食っていくのは大変なのが現実ということです。

マサアキの同級生で会うたびに

「俺はグラフィックデザイナーだからデザインしかやらねぇ~、お前らデザインの学校出て、何オペレーターとかやってんだよ」

などとカッコ良いことをいう友人がいました。
マサアキや他の友人たちはデザインやオペレーターもやってきました、そうしないと食べていけないからです。
そしてそうやって、キャリアを積んでいくうちにディレクションをしたり、フリーランスになって仕事丸ごと請け負ったりするようになっていきました。
デザインしかやらなかった友人は仕事があまりまわってこないようで、もはやデザインの仕事はほとんどしていないようです。

別の話だと、大手企業つきのデザイナーさんがデザインしかできなくて困ったこともありました。
イラレしか使えないらしく、でも入稿用データはインデなのでこちらで起こさなきゃいけなくて、朝までデータ起こしとか。
しかも、こちらが起こしたインデのデータが起こし間違いしていて、イラレデータとの差異が後になって見つかったりして目も当てられないケースとかありました(笑)。
「DTPデザインあるある」ですね。

【重要!】さらに大半の人にはオペレータースキルとデザイナースキルの両方が要求されるようになってきた

DTPオペレーターとグラフィックデザイナーの違いは明確にあります。
ありますけど、実際の現場ではオペレーターとデザインの両方のスキルが求められていますよって話です。
それだけ要求されるものが多くなってきているということなんですね。
デザインができないDTPオペレーターさんは、書籍など文字組みだけで済む仕事や製版作業のとか他に仕事があれば、まわされていってます。
でも、そもそも書籍や印刷の仕事自体が減っているので、今後どうなっていくのでしょうかね。
とりま、明確な区別よりもどちらのスキルも必要とされています、どちらも出来た方が良いですよ、それが時代の流れです。

それではっ。

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