DTPオペレーター ディレクター・進行管理 業界の全体像

【DTPオペレーターがキツイ・ツライ件】DTP・デザイン業界で20年間働いたマサアキが実体験したDTPオペレーターの半端ないエピソード【9選】を紹介します!?

投稿日:2020年3月8日 更新日:

仕事が終わらないDTPオペレーター

今日も仕事が終わらないよ~。

世間ではコロナウイルスのおかげ「テレワーク」とか「在宅勤務」って言っているのに、ウチはOSバージョンやフォントを自宅にも同じように導入するのが厳しい関係で職場じゃなきゃ仕事にならないし。

「時差出勤」とかもあるみたいだけど、ウチってそもそも急に忙しくなったり、急にヒマになったりするから出勤時間がバラバラである意味いつでも「時差出勤」なんだよね~(苦笑)。

その割には有休全部消化できてないし……(ひどいよなぁ)。

てかそもそも、他の会社のDTPオペレーターもみんなこんなにツライのかな~? もう辞めちゃおうかな~?


こんにちわ、マサアキです。

DTP・デザイン業界、特にDTPオペレーターって大変ですよね、世間がこんな大変な時期でも相変わらず昔と変わらず同じ環境ですもんね。

ウェブ業界も仕事自体は大変ですが「テレワーク」や「在宅勤務」などは導入可能なので快適にはなってきています。

DTPオペレーターの労働環境も最近ではそこそこ改善されている職場もあるようですが、まだまだ現場では火事場のような仕事っぷりみたいですよ。


マサアキが体験したDTPオペレーターの辛かった「つらたんエピソード」

  • その1残業時間が多い、ていうかムダに拘束時間が長い
  • その2有給休暇が簡単にはとれない!? マサアキが退社する時、有給が60日分も残っていた!?
  • その3急に夜勤を言い渡され、2週間連続18時間労働(もちろん休日返上)
  • その4繁忙期の制作現場はいつも難民キャンプのようになる
  • その5仕事の目途が全くたたない、先方次第になってしまう
  • その6失敗がそのまま損金になってしまう、そのため製版会社って利益が出なくなってしまった……
  • その7下請けになると業務が煩雑になり辛さも倍増する
  • その8上流工程の人が仕事できないと現場は混乱するだけ
  • その9作業負荷がDTPオペレーターに一極集中しがち

この記事を読んでDTPオペレーターってこんなにツライんだ! 自分だけじゃないんだ!! と共感してください。

だからといって、それで安心して何も行動しないっていうのもよろしくないのですが……。

転職とか考えた方が良いですよ~。

それでは行きますっ。



【 その1】残業時間が多い、ていうかムダに拘束時間が長い

マサアキの場合でも、デフォルトでも45時間前後はありましたね。

過去の酷い経験(デザイン会社に住み込み状態になった)を踏まえて、残業代が出ない所ではマサアキは絶対に働かないようにしていたので、サービス残業状態にはならなかったのですが。

それでも、他の人の話を聞くと100時間越えとかしょっちゅうみたいですし、200時間いくようなツワモノもいるみたいですが……。

36協定とかどうなってるんだって話ですよね。

マサアキ自身も残業が100時間越えてマネージャーに怒られたりして、強制的に案件を下ろされて休まされた経験もあります。

仕事が終わらないから残業しているのにあの処遇は何だったのでしょう(怒)。

まぁ、でも今考えると、下ろされた方が休めたから良かったですけれど、当時は「仕事の途中で外された」感がありましたね。

たま~に年に1、2回ホントに早く帰れる日があって。

まだ外が明るい時間帯で、そんな時職場を出て、寝るまでの時間をどう過ごして良いか分からなくなりました(笑)。

朝から夜遅くまで職場の屋内にいるので、外の景色をかえりみることもなく(忙しくてそんな余裕もない)気温も暑いか寒いかしか関心がなくなり、季節の移り変わりも感じとることがなかった時期もありました。

デジタルコンテンツ制作の時分に比較的普通の労働時間になって「あぁ、そういえば季節の変わり目だなぁ~」ってしみじみ感じるようなったのを覚えています。

その時、「自分の時間を取り戻した」ようになった感覚になったのがマサアキがDTP・デザイン業界から足を洗おうと思ったキッカケのひとつでもあるんですよね。

【 その2】有給休暇が簡単にはとれない!? マサアキが退社する時、有給が60日分も残っていた!?

これはマサアキが業務委託部門を退社する時のエピソードなのですが、特に現場仕事の人は有給とれないですね。

管理職とかその他もろもろ、どうでも良い人ほど取りますけど(マサアキは使えない管理職とか不要主義者です)、オペレーターやデザイナーはあまりいなかったと思います。

結局、マネージャーに呼び出されてダラダラと交渉した結果(内容的にはどうしてこんなに有給貯めたの? っと叱り口調に対して休めるわけないでしょう! ともうやめるので怖いもの知らずの開き直りモードで強気反発した結果です(笑))、1日あたり2000円で買い取ってもらうことになりました。

それでも、2000円×60日=12万円なのでちょっとした退職金にはなりました、なったのか……?

そもそも退職金なかったんですよね……(しょんぼり)。

【 その3】急に夜勤を言い渡され、2週間連続18時間労働(もちろん休日返上)

ある昼休み明けに、その日の夜から(いったん帰宅して、その日の夜からですよ!)夜勤を言い渡されオペレーターの主要メンバーが2週間連続18間労働、しかも夜勤ということもありました。

1日は24時間なので、24時間-18時間=6時間。

残り6時間のほとんどの日は職場で寝ていました(苦笑)。

元々夜勤体制がなかったのでそういった事態に陥ったのですが、昼間にやろうが夜勤でやろうが仕事がこなせる量は変わらないですよね。

頭悪すぎですよね、頭脳を疑います。

ここの職場はDTPオペレーターを新規業務のイベントスタッフにかり出すようなおかしな職場だったので、まぁ、やりかねないなぁと。

詳しくは以下の記事で説明しています、
時間があるようでしたら読んでください
▼ ▼ ▼

結局のところ、「昼間の業務が進まない!」と上司が怒り狂うという顛末になりました。

これだけ長時間働かされると昼も夜もないのですが、こちらは無駄に夜働いて疲弊するという何とも徒労感がハンパなかったです。

【 その4】繁忙期の制作現場はいつも難民キャンプのようになる

年末年始、年度末、お盆前は終電で帰れれば良い方でした。

制作現場総出で泊まり込みで朝方まで作業をしたり、スタッフがそれぞれ休みをずらして入れ替わりで仕事をするので職場には常に人がいて、コンビニに食料を調達して職場で食べるわ、デスク周りで仮眠を取るわで、しかも掃除もしなくなってこの時期になると制作現場が難民キャンプのように散らかっていました。

着替えだったり、コンビニ弁当の空とかが散乱するんですよね。

小川町から神保町や九段下の千代田区あたりの出版社、古本屋街に下請け製版会社って多かったんですけど、以前は周辺に銭湯までありましたからね。

現在だと新橋、汐留、浜松町の港区あたりに気軽に泊まれるカプセルホテルとかが多いですよね。

変な連帯感が生まれて楽しかったですけれど、やっぱり何かがおかしいですよね、こんなことしているからDTPオペレーターって離職率が高いんですよね。

後、そういえばこの時期になると決まってマサアキは「痔ろう」になってました、厳密に言うと「切れ痔」です(笑)。

年末年始と年度末の寒い時に特に酷くなって、疲労やストレスに加えてずっと座りっぱなしだし、寒いからですね。

近くの薬局に薬を買いに行ってました、なんかあの時の情景が思い出されてきました(笑)。

今はもうならなくなりました、また負荷がかかるとなるんだろうけど……。

【 その5】仕事の目途が全くたたない、先方次第になってしまう

ひどい時はどの仕事がどのくらい入るかが全く分からず、情報が入っても予定どおりではありませんでした。

特に「どのくらい」の量の部分が全く読めず待ちぼうけを喰らったり、逆に仕事量が多過ぎてアップアップな状態になったりもしました。

しかも、この把握できていない状況が管理職にまで上がっていないんです、所詮、往々にそうなんですけどね。

いつも事後報告のような状態で進行していて、後になって大騒ぎして後手後手に回っていました。

おそらく、状況把握すら全くできていないレベルの営業や進行管理、クライアントさんだったのでしょう。

朝礼や夕礼で確認してもその場その時で状況が変わるので、朝礼や夕礼をやらない時期もありました。

別案件のエピソードなのですが、デジタルコンテンツ制作をやっていた時に大手ゲーム会社が版元の漫画雑誌ウェブサイトの更新作業も担当していました。

その中の連載タイトルで25年ほど前に連載して流行っていた漫画タイトルのリバイバル版として、「2」をつけて新連載されたんですけど、同僚が25年前の連載の時に漫画雑誌の方でこの作品の製版を担当していたらしく、当時も散々迷惑を被(こうむ)ったそうです。

何という偶然でしょう! なんの因果でしょう!(笑)

案の定、今回もこのタイトルは入稿がいつも遅れに遅れ、そのためサイトの方の更新はこのタイトルだけ遅れるのが日課になりました。

25年前は下版時に度々間に合わず、印刷工場がストップする事態まで起こしていたそうです。

こういう時って担当の営業さんが製版現場に詰めて、常に携帯で編集部に状況を確認するんですよね、その様子が目に浮かぶようです(笑)。

同僚は「ま~たあの野郎バックレやがって!」と当時の感情がぶり返したように怒り狂っていました(笑)。

こんな感じでDTPオペレーターって先方に振り回されがちなんですよ。

ちなみにこのマンガのタイトル、わかりましたか(笑)?

【 その6】失敗がそのまま損金になってしまう、そのため製版会社って利益が出なくなってしまった……

これがDTPオペレーターがキツイ理由のトップクラスだとマサアキは思うのですがどうでしょう?

最終的には印刷して配布しないといけないので失敗したら刷りなおさないといけなくなって、間違えたまま刷ったものがほとんど無駄になるのです。

製本まで済んでいたら目も当てられません。

昔はお客さんにお願いして「正誤表」といって修正箇所のみを刷った紙きれを印刷物につければ済んだケースが多かったのですが、もはや「売れない時代」なので失敗したらほとんどのケースが刷りなおしになって、失敗したものは損金扱いとなります。

昔は刷り直しもそれほど多くなかったし、まだ利益も出ていたので最終的にお金が残ったみたいですが、もはや従業員の給料を払うと会社にほとんどお金が残らないと偉い人が言っていたのを覚えています。

マサアキは編集部が入っているデザイン兼、製版会社でカタログデザインの仕事をしたことがありましたが、そこで出力用のコピー機に「たまたま」そのデザイン会社の四半期の損益計算が出力されたまま置いてあったのをチラリと見る機会があって、驚愕しました。

本当に利益が出ていなくってプラス10,100円と記載されていたのを鮮明に覚えています、結構ショックでした(笑)。

後にその会社は編集部門とデザイン部門は畳んで製版部門のみを残して、次はウェブ制作を始めました。

ウェブ制作の方がどうなっているのかは知りません。

【 その7】下請けになると業務が煩雑になり辛さも倍増する

下請けになると作業は余計に煩雑になります。

連絡や問い合わせ、素材やデータのやり取りなどがそれこそ「伝言ゲーム」のようになるからです。

また、確認や校正もそれぞれ(下請けと元請けと先方)が行うのでその時間が必要になります、その分の時間も考慮しないといけなくなるので単純にクライアント直の仕事よりも下版までの時間が短くなります。

そう考えると締め切りまでの時間が短いのです。

さらに口うるさいだけの管理職がついたり、仕事のできないディレクターや進行管理がつくともう最悪です(笑)。

ひとつ疑問や要求が増えるとだけでも打ち合わせ、提案、内容確認・校正などの工程も倍になるので半端なかったです。

ただ、世間的には協力会社の方が多いのでなかなか気づかなったのですが、大手印刷会社の製版部門にいった時にそのスムーズさに気づきました。

それでも、面倒な案件は相変わらずありましたけど(笑)。

【 その8】上流工程の人が仕事できないと現場は混乱するだけ

これも「下請けになると辛さは倍増する」に関連するのですが、まさにその通りでディレクション業務や進行管理もするようになってからマサアキは確信しました。

特に大手の上流工程のディレクターや進行管理って、実は名ばかりで今までなんの教育も受けてこなかった普通の一般職のサラリーマンが配置換えとかで配属されて担当していたりすることが多々あります。

こう言えるのはデザイン学校の学生の時分にとある大手の出版社でアルバイトをしていたのと進行管理業務でクライアントにあたる大手にヘルプに入った時の経験からです。

ああいう人たちって、会議や打ち合わせに日中のほとんどを費やしていて、特に大手なので働き方改革がどうのこうのでうるさくて定時に帰って実務に取りかかる時間が極端に短かったりして、ほとんどの実務を派遣さんやアルバイトなどのアシスタントさんが担っているので、キャリアのあるプロパーくらいしか頼りにならないんですね。

また、定期的に配置転換や異動が頻繁にあるので、実務を覚える前にサヨナラするプロパーもいて、かえって長くいるアシスタントさんの方が結局実務に詳しかったりするんです。

マサアキがヘルプに入った時も下におろす原稿のヌケモレが多くて辟易したものでした。

しかも、そのおろした先のデザイン会社をマサアキはよく知っていて、つまりクライアント側と請け負う側の両方で仕事をした経験があるということなんです。

とてもレアな経験をさせてもらいました(笑)!

その後、そのデザイン会社の人と飲みにいくことが度々あって

「何、おまえ、あそこで俺たちにディレクションしてたの? もうちょっとちゃんとした指示出してよ~!」

とかいわれて根掘り葉掘り聞かれる羽目になりました、マジで実話です(笑)。

「確かにこれじゃあ、請け負う側は絶対に仕事にならないよなぁ~」とは思いましたが。

【 その9】作業負荷がDTPオペレーターに一極集中しがち

製版会社って往々にしてこうなりがちです。

しかも、DTPオペレーターに仕事の出来る人材が集まりがちなんです、これもマサアキの経験からです。

なので、世のDTPオペレーターさんたちは「自分は仕事が出来るんだ!!」と自覚した方が良いですよ、ホント。

おそらく現場の仕事が重要なのが分かっているからなんでしょう、どこの現場でも社内で仕事をキチンとこなせる人間がDTPオペレーターや開発、またはそのリーダー格的な役割についていました。

逆に制作現場にいても仕事ができなかったり、周囲と協力できずに成果を出せなかった人は営業や進行管理、事務とかに回されたりしている職場もありました。

まぁ、クビにならないだけ良いですよね。

逆に営業や進行管理といった、フロントに立つ職種にこそ細かい気配りをして現場の負担を減らすべきだと思うのですが、そうすれば現場の負担も減って作業精度も上がるとマサアキは思うんですよね。

結局のところ、原稿の不備や素材の未着などもDTPオペレーターが最終的に気づくことなのでそこでフィードバックすれば良いと思っているのだろうけど、ただでさえ時間がないので土壇場になりがちです。

DTPオペレーターに間違い探しや不備の確認をさせていると、「早く正確に作業を行う」という本来の業務に集中できずに支障が出たりします、てかオペレターのミスの原因ってこれに尽きると思います。

オペレーターが集中して作業をしている時に突然、管理職が進行状況の確認で話しかけたりして来るのって当たり前ですもんね。

そんなの朝礼、夕礼の時にしろよ!」って言いたくなります。

DTPオペレーターにとってはそれだけ注意力散漫になる仕事のやりづらい環境で作業をしているってことです。


おしまいに

どうでしたか?

まだまだこの他にも辛いエピソードはあるのですが、今回の趣旨とピッタリのものが今思いつくのはこれくらいなので、ひとまずこのくらいにしておきます。

過去の大変だった日々が思い出されてマサアキはテンションだだ下がりでした(苦笑)。

また思い出したらこの記事に更新をかけて行こうかなと思います(この記事はSEOの関係でとりま、1万字を目指します(笑))。

ひょっとしたら、いや、そもそもDTPオペレーターって一生続けられる職種ではないのかもしれませんね。

次のポジションや職業を考えた方がいいのかもしれませんよ。

マサアキは最近そう思い始めました。

それではっ。


この記事を書いた人:マサアキ

デザインの専門学校を卒業した後、DTP・デザイン業界の現場最前線で紆余曲折しながら約20年間働きました。
この記事とブログは私、マサアキの体験をもとに書いています。
転職サイトやフリーランスサイトなどでは語られない現場でのリアルなエピソードを盛り込んで記事にしていますので、どうぞお楽しみ(?)ください。
マサアキの経歴は以下の記事で詳しく紹介しています。

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