DTPオペレーター グラフィックデザイナー 業界の全体像

【DTPオペレーターの将来性】と生き残り戦略! 選択肢は4つ!! 明日はどっちだ? DTP・デザイン業界歴20年のマサアキがお話します!

投稿日:2020年10月4日 更新日:

DTPオペレーターの将来性と生き残り戦略

将来性を疑問視して、転職を考えているDTPオペレーター

コロナ禍でも相変わらず会社で仕事していたけど、仕事自体の量は減って残業も減ったけど、その分実入りも減っちゃったよ。

ただでさえ給料安いのに……(トホホ)。

この業界だけじゃないんだろうけど、そこそこ名の通った会社も倒産しているみたいだし。

なんかこの先どうなっちゃうのかな~?

このままDTPオペレーターをやっていても良いのかな~?


こんにちはマサアキです。

コロナの影響で収入減。

マサアキも同じ状況です。

その分時間があるので、副業でもはじめようかと思っています。

このブログ執筆もある意味では副業ですよねw

それはそうと、マサアキですら聞いたことがある名前の印刷会社がバタバタと倒産したりしていますね。

コミケなどのイベントが中止になって同人誌の小ロット印刷の需要がなくなって経営が苦しい印刷会社などもあるというネットニュースも見ました。

経済活動が減ってしまえば、その分広告や冊子などの印刷需要も減るので仕方ありませんよね。

もうしばらくは辛抱の期間が続くようですね。


では、今回の目次です。

  • まごまごしていたらDTPオペレーターに明日はありません!?
  • 選択肢1)現在いる職場でグラフィック・デザイナーを目指す、そしてさらに上へ!?
  • 選択肢2)むしろ逆にDTPオペレーター・日本語の組版に特化することを目指す!?
  • 選択肢3)Web業界に転職する!?
  • 選択肢4)DTP業界から完全に足を洗う!?

今までの記事ではDTP・デザイン業界に対してのリアルな現状や実体験をもとに記事を書いてきましたが、今後はそろそろポツポツと具体的な改善方法や行動の方向性を記事にしていこうかと思います。

参考にしてもらえると嬉しいです。

それでは順番に見ていきましょう。


まごまごしていたらDTPオペレーターに明日はありません!?

近年のインターネット主流化に伴い様々な業界業種において「業態変化」「淘汰」が進んでいます。

広告業界においても、媒体を印刷物やテレビからその軸足をインターネットに移しています。

印刷業界、DTP業界もその御多分に漏れてはいません。


こちらの記事で詳しく書いています。
▼▼▼

各業界・業種の企業倒産や副業やフリーランスが話題になったり、インターネット系企業の隆盛はコロナ禍の影響もあるとは思いますがでもそれは単なるキッカケに過ぎず、コロナ禍以前からその兆しは現れていたと思います。

おそらく、世の中の流れが変わってきているのかもしれません。

  • 残業代未払い
  • 昇給なし、むしろ降給
  • 離職率が高い
  • 備品をやたらとケチる、もしくはない
  • 役職同士が不仲

会社が上手くまわっていれば起きないであろうことが実際に起きているのであれば、

当然それは、会社が上手くまわっていないからです。

さて、あなたならどうしますか?

唯々諾々と今のブラック企業に居座り続けますか?

2020年のコロナ禍期間とそれ以前のここ2、3年でマサアキですら聞いたことのあるそこそこの印刷・製版・デザイン会社が東京都内でも何軒か倒産しています。

例えば、2019年5月に中堅T印刷が大手T印刷に完全子会社化されましたね。

マサアキはそれ以前から大手T印刷の製版部長が

「Tヤバイんじゃないか、大丈夫か?」

大手T印刷の製版部長

とか

「T潰れたら、仕事もってきてね~」

大手T印刷の製版部長

などとやって来る営業さんと話していたのを横から聞いていたので、このニュースを聞いた時、

ホントだったんだ! あの部長さん冗談言ってたわけじゃなかったんだ(笑)!

と感嘆したものでした。
(いや、半分は冗談だったのかもしれない……?)

ここではこれ以上の具体的な社名は控えますが、マサアキは東京で働いていたので都内の状況しか分かりません。

とはいえ、この状況だと日本全国ではもっとたくさんの会社が廃業しているのでは? とも想像できます。

それに備えて個人レベルでスキルアップなり、転職するなどしておかないと職場がなくなってからでは遅かったりするかもしれません。

そこでマサアキが考えたDTPオペレーターの選択肢を4つ、紹介します。

他にも細かい選択肢が思いつくかもしれませんが、大筋ではだいたいこの4つだと思います。


選択肢1)現在いる職場でグラフィック・デザイナーを目指す、そしてさらに上へ!?

多分おそらく、この選択肢がいちばん行動に移しやすいと思います。

理由は「ただ、主張すれば良いから」です。

ふだん常日頃から職場の同僚や上司に口グセのように

「デザインやりたい、デザインやらせてくれ~!」

とアピールしましょう(笑)。

定期的に行われる上司との面談の時に伝えても良いです。

続けているとある日、ひとつふたつ飛ばした上司、もしくは関係ない部署の管理職から呼び出しが来ますから。

それこそがチャ~ンスです!

さぁ、飛び乗ってしまいましょう(ダ~イブ!)。

ただし、それなりにイバラの道ですよ(笑)。

以下に具体例で説明しますね。


途中入社したDTPオペレーターさんがグラフィックデザイナーになってさらにまた転職した本当にあったお話

マサアキが出向していたとある製版会社に、DTPオペレーターさんが中途入社してきました。

見た感じは30歳前後の男性です。

ちょうどそのころその製版会社では新規事業として、カタログデザイン製作を始めていて、デザインや編集する人を集めていました。

マサアキもその新規事業にかり出されて四苦八苦していた頃です。

なんとそのカタログデザイン製作に中途入社さんがDTPオペレーターなのにデザイナーとして入ってきたのです。

他のスタッフが嫌々やっていた中で、どうも自分から進んでデザイナー志願してきたらしく、変わった人扱いされていたのを覚えています(笑)。

ただ、新しいことに挑戦するということで役職連中の「おぼえ」は良かったみたいです。

結局、この製版会社でのカタログデザイン製作事業は思った以上に収益が上がらず、3年ほどで部署ごとお取り潰しになりました。

が、このタイミングで例の途中入社さんもまた転職していきました。

この時はグラフィックデザイナーとして新しい転職先に向かったそうです。

この途中入社さん、DTPオペレーターからデザイナーとして転職できたわけですが、その間結構な残業をしていたと思います。

だってほぼほぼマサアキの方が早く上がっていたので(笑)。

マサアキもこの頃、製版の仕事に加えてカタログデザイン製作の仕事もこなしていたので。

その頃の残業時間は70~100時間くらいでした(笑)。

なので、途中入社さんも同じくらいかもっと多い残業時間ですね。

現在は仕事量自体があまりないだろうからここまでにはならないかもしれませんが。
(それも職場によるのでしょうけど。)

大変なことになるのは間違いないです。

仕事てんこ盛り、「わんこそば」状態でした(笑)。
(やってもやっても終わらないという意味です、恐ろしや~。)

でも、経験も積めて実績としても残るので、手っ取り早くて確実な方法だとは思います。

大変だけどね(笑)。


選択肢2)むしろ逆にDTPオペレーター・日本語の組版に特化することを目指す!?

これは特に

DTPオペレーターの仕事が嫌いじゃない、むしろ好きだ! 

という人や

日本語組版に適性がある人向けです。

何故この選択肢が成り立つかというと「好き」だからです。

好きで適性があればさほど苦にならないはずです、日本語組版を突き詰めていきましょう!
(それでもブラック労働は辛いけど……。)


どうしてこの発想が成り立つのか?

それは近年、印刷コストの削減と利益捻出目的で海外展開(オフショア)が増えてきています。

簡単な製版やデザインは海外に外注するわけです。

大手印刷会社なんかはもうほぼほぼオフショアで作業されています。
(もちろん、国内にも製版会社を抱えてはいますが。)

つまり、日本のDTPオペレーターは海外、特にアジア圏のDTPオペレーターがライバルになっていて、日本の「にわか」DTPオペレーターはここ最近駆逐されてしまっています。

これからもその傾向は続いていくかと思います。

マサアキは実際に目の当たりにしました。
(「にわか」とはトルツメの赤字をトルツメと入力してしまうようなオペレーターのこと、実際にいるんですよ!)

オフショアに簡単なデザインや製版をやらせるので、「日本人の感性が必要なデザイン」や「複雑な日本語組版」は日本国内の製版会社でやります。

この選択肢は「複雑な日本語組版」をターゲットにするわけです。

書籍や文庫本などの文章組版はもう自動化されてしまっていて、細かい漢字や固有名詞、その他自動で組めない箇所を探し出しながらの修正でそれほどの人手はかからないのが現状です。

表紙、カバーなどの装丁は専門のデザイナーさんがやります。

よって、ここにはDTPオペレーターの出る幕はあまり残っていません。

実はむしろ「自動組版」のジャンルなんです。


こちらの記事で詳しく書いています。
▼▼▼

となると、メインのターゲットが医学専門書や学習参考書(業界では「学参」という)、辞書、辞典になります。

後、組版とは異なりますが、マニュアルなどのビジュアルを重視した案件もあります。

  • 組版ルールをIn Designで設定したり、スタイルやフォーマットを作成する
  • 要求されるスキルは日本語組版ルールの熟知とそれをIn Design上に設定するスキル
  • マニュアルの場合はイラレのパスを使ったトレーススキルとか必要になる

医学専門書の案件は定期的にどこでも出回っている案件ですし、学参の案件も学力偏重主義の日本なら絶対になくなりません。

おまけにこれらの案件って「人気がない」んです(笑)。

これはマサアキの経験上なのですが、やりたがる人はあまりいませんでした。

マサアキだって率先してやろうとは思いませんでした(笑)。

ただ、だからこそ逆に詳しくなれば抵抗感もなくなるし、設定やフォーマットをつくって後は人に配って自分は監督だけすれば良いっていう状況にまでもっていければパーフェクトですよね。

ある意味、ライバルの少ないブルーオーシャンなんです。
(ブルーオーシャン:競合の少ない領域のことです。)


選択肢3)Web業界に転職する!?

DTP業界からWeb業界に転職する人って結構いるからです。

例えば、そこそこの実力のあるDTPオペレーターさんで、ちょっとくらいデザインができるならウェブサイトの修正やバナーデザインくらいなら割と早い段階で出来るようになるからです。
(ここだけの話、Webデザイナーのデザインレベルって押並べて低い傾向にある感じです、紙媒体経験のあるデザイナーの方が完成度の高いものを上げてきます。)

でも、それだけだとスキル的にWeb業界でも続けていくのは心細いと思うので、コーディングなどの更なるスキルアップは必要になります。


実はマサアキもこの類(たぐい)になります。

具体的に言うと、ECサイト運営会社などでDTPオペレーターやグラフィックデザイナーを探している求人があったりします。

「ECサイト」って要は印刷での「カタログ通販」みたいなものですから要求されるスキルの使いまわしがきく部分が多々ありますから。

もともとカタログ通販製作などをしていたデザイン会社が新たな販路としてECサイト運営に乗り出したりしているケースもあるんですよ。

それから、DTPの方で出版社のウェブサイト更新なども製版会社で扱っている案件なのでCMSを使った作業案件とかがありました。

マサアキの場合ははこれもCMS経験としての経歴になりました。
(CMS:コンテンツ・マネジメント・システムのこと。一般的に出回っているトコロで言うとブログサービスのブログ制作システムやWordPressのこと。企業が独自開発して使用しているCMSもたくさんある。)

上記とは別件になりますが、他にも自動製版プログラムとかをつくれるスキルがある人はそれを磨けばSEとかになれますし、職場でサーバー管理などを行った経験があればそれも経歴になりますよね。

サーバーの保守・管理のきっかけにもなるかもしれません。

実は製版会社ってこういったプログラム理系スキルがある人がいたりして、社内では重宝されてたりするんです。

そういった人はWeb業界に転職した方がもろもろ安定するかもしれませんよ?


選択肢4)DTP業界から完全に足を洗う

これも良いんじゃないかなと思います。


ひょっとしてワープアなのかもしれない!?

DTP・デザイン業界はただでさえ長時間労働で薄給なので、とどのつまりは「時間の無駄」だということです。

このまま続けていても、「逃げ切る」のも難しい状況なわけです。

自分のクビを真綿でじわりじわりと締めているような状況なのですから。

「じわりじわり」となのでかえって気づかないわけです。

例えば、これはマサアキの実体験をもとに考えたのですが……

  • 長時間労働(経営者からしてみれば定額使い放題)
  • 給料が安い(残業代がでない、みなし残業)
  • 通勤時間がかかる(給料が安いので都心に住めない)

上記の条件が当てはまってしまうと、単純に「現金貯蓄」が全く増えない状況に陥ってしまうと思うのです。

これって、いわゆる「ワーキングプア(ワープア)」ですよね?

働いても働いてもお金が増えないし、お金を増やす他の活動や準備も出来ない……。

しかも、副業しようにも転職活動をしようにも時間がとれず、そのままの状況で何も手を打たなかったら会社の倒産などで失業したら結構厳しい状況に陥ると思います。

まぁ、失業保険とかありますけど。

世の中には「残業があまりない」っていう業界ってたくさんあるんです。

しかも、印刷・DTP・デザイン業界と同じくらいかそれ以上のお給料が支給されるところだってありますから。

マサアキも転職の面接で話した時、面接官に驚かれたことがあります。

「そんなに多いんですか!?」

(これ、残業時間の返答に対してです(笑)。)

「そのくらいで良いのですか?」

(これ、自分の希望する給与額の返答に対してです(笑)。前職の年収を聞かれたこともありました。)

って。

なので、あなたが今いる世界が「世界の全て」ではないのです。

今の自分の労力で全然気持ちよく働ける職場があるかもしれません。

ただ、この不況下でDTP業界のようなブラックさ加減が他の業界でも当てはまるかもしれないので気をつけたいところですが……。


おしまいに

いかがでしたでしょうか。

どれかひとつくらい選択出来るものがあるとマサアキは嬉しいのですが。

ただどちらにしろ、行動に移さないと状況は変わらないということは自覚して欲しいのです。

マサアキの経験から今回のポイントを以下に述べますね。


選択肢を作り出す際のポイントいくつか

  • 自分の適性やスキルに合った方向に進もう(嫌なことはいずれどのような形でも、継続できなくなるので極力やらない)
  • (大変だろうけど)次の職場が決まるまでは今の職場は絶対に辞めない(倒産したら失業保険をもらう)
  • (でも、)行動に移さなければ何も変わらない

ってトコロでしょうか。

何か感じてもらえると、そして行動に移してもらえると嬉しいです。

ではお互いに体調管理とメンタルヘルスに気を付けて日々を過ごしましょうね。

それではっ。


この記事を書いた人:マサアキ(仮名)

デザインの専門学校を卒業した後、DTP・デザイン業界の現場最前線で紆余曲折しながら約20年間働きました。
この記事とブログは私、マサアキの体験をもとに書いています。
転職サイトやフリーランスサイトなどでは語られない現場でのリアルなエピソードを盛り込んで記事にしていますので、どうぞお楽しみ(?)ください。
マサアキの経歴は以下の記事で詳しく紹介しています。

▼▼▼

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