業界の全体像

【業界の全体像】DTP・デザイン歴20年のマサアキがさらに「出版業界」の現状と将来予想について語ります。

投稿日:2020年1月6日 更新日:

減り続ける雑誌

出版社の総売上・平均売上高・出版社数の推移(2001~2018年)

総売上(兆円)平均売上高(億円)出版社数
2001年3.277.394,424
2002年3.046.974,361
2003年2.946.814,311
2004年2.916.844,260
2005年2.686.354,229
2006年2.686.534,107
2007年2.656.544,055
2008年2.466.193,979
2009年2.325.953,902
2010年2.135.583,815
2011年2.115.643,734
2012年2.035.533,676
2013年1.895.283,588
2014年1.875.293,534
2015年1.795.143,489
2016年1.715.063,370
2017年1.625.113,182
2018年1.575.123,058

(引用元:ガベージニュース)

DTP・デザイン業界のもうひとつの主なお客様と言えば出版業界が挙げられるかと思います。

出版業界ももはや斜陽産業のひとつだと思います。
出版不況なんて言われるようになってから何年たつでしょう?
おそらくもう20年くらいは立っているんじゃないでしょうか。

今回は出版業界について調べてみようかと思います。

不況の代表格「出版業界」!?

これに関していえばもうリーマンショックとか関係なく
平成不況とともにやってきたようです。
1996年の売上2兆6563億円がピークで
2017年の売上は1兆3701億円らしいので
約20年間でほぼ半分にまで落ち込んでいますね……。
20代の方々は生まれてこの方出版不況なわけです。
もうず~っと衰退中なんですね。

原因は出版社と本屋とのあいだの取次問題だとか、
インターネットの普及に伴う電子書籍の台頭だとかあるみたいですけれど、
ここでは特に詳しくは触れません。

出版業界に対してのマサアキの所感

マサアキのキャリア的に出版業界との関わり合いが一番ながいです。
学生時代、大手出版社の編集部でアルバイトをしていたのを含めると
20年を越えてしまいますね(笑)。

学生時代、大手出版社の編集部でのアルバイトでは
そこまで不況は感じませんでした。
ただ、大手だったのでちょこちょことリストラはあったみたいです。
それと、子会社を含めた

「下請けの人たちってこんなにたくさんいるんだ~」

って思ったことがありました。
当然ですが、当時は知りませんでした。
それくらい、下請けの人たちが職場に入り込んでいましたね。

エディトリアルデザイナー(雑誌デザイン)をやっていた時は
やっぱり事あるごとにページ単価が下げられていきましたね。
特にリーマンショック直前、また不景気になるんじゃないかって騒がれていた時に各社いっせいにガツンと下げてきました(悲しい)。

特に雑誌の仕事は半減しました。
職場に寝泊まりしながら作業する時期もあったけど、それが徐々に減っていって
10年、11年くらいエディトリアルをしていましたが……。
今、雑誌の仕事ってあるんですかね(笑)?
まぁ、あるにはあるんでしょうけど。

とは言え、書籍に関して言えば

「紙の本と電子書籍を合わせればまだまだ売り上げ出ますよ!」

と某大手印刷会社つきの製版会社の忘年会で
担当の印刷会社の営業さんに言われたことがあるのでおそらくそうなのでしょう。

出版業界の売上と年収

出版業界の売上高(2017~2018年)

純粋に出版事業のみの会社は上位にランクインしているのでしょうか。
出版事業のみで1位のカドカワはすごいと思います。
雑誌や週刊誌が有名な出版社、講談社・集英社・小学館・光文社などはランキングにいっさい顔を出していません。
(売上高は億円)

  • 1位 カドカワ ※1 1,109
  • 2位 ゼンリン 613
  • 3位 ベネッセHD ※1 313
  • 4位 学研HD ※1 311
  • 5位 サイネックス 129
  • 6位 インプレスHD 118
  • 7位 文溪堂 117
  • 8位 東洋経済新報社 114
  • 9位 キャリアデザインセンター 98
  • 10位 昭文社 91
  • 11位 ぱど 71
  • 12位 アルバイトタイムス 55
  • 13位 SEHD・アンド・インキュベーションズ 51
  • 14位 スターツ出版 43
  • 15位 アルファポリス 42
  • 16位 地域新聞社 39
  • 17位 KG情報 35
  • 18位 中央経済社HD 32
  • 19位 ブランジスタ 31
  • 20位 タウンニュース社 30
  • 21位 クイック ※1 17
  • 22位 セブンシーズHD 5.2

※1カドカワは出版事業、ベネッセHDはその他の事業、学研HDは教育コンテンツ事業、クイックは情報出版事業の売上高です。

引用元:業界動向SEARCH.COM

出版業界の平均年収ランキング(2017~2018年)

ランキング上位と下位の年収差が約2倍もあります。別にマサアキには関係ないけど……。

  • 1位 東洋経済新報社 1,173万円
  • 2位 インプレスHD 932万円
  • 3位 学研HD 913万円
  • 4位 ベネッセHD 903万円
  • 5位 カドカワ 794万円
  • 6位 SEHD・アンド・インキュベーションズ 674万円
  • 7位 中央経済社HD 637万円
  • 8位 昭文社 612万円
  • 9位 セブンシーズHD 590万円
  • 10位 クイック 588万円
  • 11位 アルファポリス 556万円
  • 12位 ゼンリン 556万円
  • 13位 タウンニュース社 548万円
  • 14位 文溪堂 544万円
  • 15位 スターツ出版 512万円
  • 16位 ぱど 481万円
  • 17位 アルバイトタイムス 476万円
  • 18位 キャリアデザインセンター 466万円
  • 19位 ブランジスタ 440万円
  • 20位 サイネックス 421万円
  • 21位 地域新聞社 401万円
  • 22位 KG情報 374万円

引用元:業界動向SEARCH.COM

DTP・デザインに
携わっているわれわれには
どう関係あるの?

まず、雑誌の仕事はもうほぼほぼないと思ったほうが良いでしょう。
いままで雑誌の仕事をしていた人たちは
売上や利益面もろもろの関係でカタログ制作の方にシフトしているのが主流です(これが半端なくツライ)。
さらにそのカタログがデジタル化されて機能追加までされて
デジタルコンテンツの方にまで流れていってます。
もはや時代はネットなんです。
上位ランキングされている大手企業も出版のみならず
自社の得意分野を上手にコンテンツ化して売上を伸ばしています。
雑誌などが有名だった出版社がランキングにはいってないのも
伸び悩みがそんなところにあるんじゃないのかなと思います。

もう一方で目を向けるべきは
「電子書籍」、もっといえば「電子コミック」ですね。
2017年に電子書籍の海賊版サイトが閉鎖されたのを受けて
特に「電子コミック」が好調な印象を受けます。

「今の子供たちはもはやスマホで漫画を読んでいる

とパパさん同僚からも聞きます。

出版社が自社の漫画雑誌をサイト化してECサイトにしたり、
自ら漫画サイトの運営する会社が起業されたりと入り乱れている状態ですが
デジタル漫画のオペレーターの求人を見た限りでは
待遇面はDTPオペレーターと大差ないかな~
と感じてしまいました。
DTPオペレーターよりは少し良い感じ? ってくらい。

さて、次は有名な広告業界について記事にしたいと思います。

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