

DTPオペレーターに転職しようかと考えている人
DTPオペレーターに転職しようかな~。
アニメ好きでイラスト描いたり、モノを作ることが割とすきだから向いていると思うんだ。
外出とかしないで、1日中パソコンで作業するんでしょ? パソコン作業得意だし、なんかすぐに出来そうだよね。
「残業ばっかりで給料が安い」って聞くけど、普段はそんなにお金使わないし、他にやりたい事も特にないから休みとかもヒマなんだよね~。
だから(DTPオペレーターで)いいかな~。

こんにちわ、マサアキです。
おやおやまあまあ、ずいぶんと気安く自分の将来を決めてしまうんですね~。
そんなことだと、(DTPに限らず)センスのない経営者たちに使われるだけ使われて、使いものにならなくなったら「リストラ」コースですよ(笑)?
オタク気質で引きこもりがちなのは、それはそれで良いですが、選択肢として「DTP業界」を選んでしまうのは今の世の中、人生において物凄くリスキーですねぇ。
(ちなみにマサアキは酒飲み気質です、どうでもいいことをすみません。)
選択するなら「Web業界」や「IT業界」とかその他の業界とかもあるでしょうに。
同じような労力で給料だけでなく、職場環境や人間関係まで良いものになるんだから、よくよく考え直してみてはどうでしょう?
マサアキがこれからする話を面白おかしく読んでから、自分の特性を活かした仕事をキチンと探しましょうね。
それでは結論いきましょう!
【結論】
- なんとWeb業界からDTPオペレーターに転職してわずか1か月で辞めてしまった……。という本当にあった話を今からします(笑)。
- 「DTPは失敗した時のやり直しがきかない」それが彼女の退職の決定的な理由だそうです。
- 結局、彼女は1か月でDTPオペレーターを辞め、前のWeb会社の社長に直談判してもとのWeb会社に戻っていきました。
では順番に見ていきましょう。
なんとWeb業界からDTPオペレーターに転職してわずか1か月で辞めてしまった……。という本当にあった話を今からします(笑)。

いるんですよね、毎年1年間でだいたい1、2人くらい。
DTPオペレーターに転職してくる人って。
それに離職率の高い中小の製版会社や15名くらいのデザイン会社だと2・3年で入れ替わっていくので。
新卒入社とかもわずかだけどいますね、「今更なんでDTPに来るの?」とか聞いちゃう人もいます(笑)。
マサアキもわりと同感です、5、10年後にDTPなんてどうなっているのかわからないですから。
「若いから」っていう理由だけでDTP業界に採用されて残されても、それだとかえって将来が心配になりますね。
そして、それと同じくらいの人数が辞めていきますから。
入った数だけ抜けていく。
こうやって段々とノウハウが廃れて、規模が小さくなって、不景気とかがドカンと来るとダウンサイジングしてこじんまりとなって。
そんな感じで細々とやっていくか、もしくは潰れてしまった製版会社をマサアキは何軒か知っています。
彼女は30代で前職はWebデザイン会社で「コーダー」をやっていたそうです。
Webデザイナーがデザインしたサイトをプログラミングして実際のサイトに作り上げることが仕事だったそうです。
メガネをかけていてぱっと見は鳥山明のマンガ「ドクタースランプ」の「則巻アラレ」みたいでした(笑)。
よくよく話を聞くと、細かいことがあまり得意ではなく、またプログラムに関してもめちゃくちゃ出来るわけでもなかったようです。
自分がコーディングしたサイトに対して、Webデザイナーからの再三の細かい修正に困り果ててDTPに転職したというのが理由のようでした。
ちなみにこれって「Webデザインあるある」でプログラム上の仕様やデバイスごとの特性など、なんやかんやでデザインしたものをサイト上で完璧に再現できないことってよくあるそうです。
デザイナーさんはそういうことがあるというのをしっかり分かってあげましょうね(笑)。
「WebデザインからDTPオペレーターになった」という話題性があり、わりと早い段階で職場の同僚と打ち解けるほどの外交性もあったので、「それなら(DTPオペレーターではなくて)他に向いている仕事があるのでは?」とマサアキはちょっと思ったものです。
そんな彼女(アラレちゃん)なので、神経質と思えるほどの注意力を要するDTPオペレーターの仕事は当然耐えられるのもではなかったのでしょう。
覚えもあまり良い方ではなかったので入社後、わずか1カ月ほどで辞めてしまいました。
「やっぱり、もともと向いてなかったからじゃないの?」という意見もあるとは思います。
あるとは思いますが、彼女(アラレちゃん)が言うには「DTPはミスしたらやり直しがきかないから」というのが決定打だったそうです。
細かい修正が何度もたくさん入っておまけに印刷してしまったらやり直しがきかない。
これがWebサイトだったらアップロードした後でも間違いに気づいたら修正がきくので、彼女はこれと比べて嫌になったのでしょうね。
彼女(アラレちゃん)は言っていました。
「DTPやる人って本当にすごいですよね! DTP出来るんなら他のどんな細かい仕事もできると思います」
これ、DTPオペレーターの人たちの特性だと思います。
彼女(アラレちゃん)が言う通り、DTPがキチンとできる人って
- 細かい作業が忍耐強くできる
- 注意深くて、ミスが少ない
- 細かいところにまで気配りができる
っていう人が多いです、しかも中にはそれを自分では自覚していない人もいます、「早く気づいて!」とマサアキは言いたいところです。
なのでこういった特性を活かした仕事が出来ると良いですけどね。
「DTPは失敗した時のやり直しがきかない」それが彼女の退職の決定的な理由だそうです。

先にも述べましたが、この「DTPはミスしたらやり直しがきかないから」というのにマサアキはハッとさせられました、そういえばそうだなと。
DTPに限らず、製造業は多かれ少なかれこのリスクを抱えていると思います、特に自動車産業なんてそうですよね、「リコール何万台」とかってニュースはしょっちゅう聞く話ですから。
あれも関係者の方なら胃が痛くなる話でしょうね(笑)。
「ミスはどんな仕事にもつきものだ」という主張はあるとは思いますが、製造業でのミスってやっぱりきついです。
全部つくってから間違いに気づいた場合、それらがみんな不良品になっちゃうわけですから。
昔みたいに間違いに寛大で、のどかでまだ利益も出やすい時代だったら多少のミスでも利益が残ったでしょうけど、今やDTPなんて普通にやっていたって利益残りませんから(笑)。
そして、現場仕事であるDTPオペレーターって、上流工程のミスやしわ寄せをモロに被ってしまう職種ですからね。
以下の記事で詳しく解説しています、ぜひ読んでください。
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結局、彼女は1か月でDTPオペレーターを辞め、前のWeb会社の社長に直談判してもとのWeb会社に戻っていきました。

彼女(アラレちゃん)は「DTPがこんな状態だったらWebデザインの方がまだまし」っていうことなんでしょう、前のWeb会社の社長に直接話をつけてもとの会社に戻っていきました。
社長と話ができるくらいならもとの会社でも営業とか外回りのフロントっぽい仕事の方が向いていると思うのですが、もう現場仕事はしないようなことを言って辞めていきました。
そして彼女(アラレちゃん)は、もとの会社で新しく立ち上がった事業であるスクールのWebデザインの講師をしているそうです。
その方が良いだろうとはマサアキも思いましたね。
でも結局、彼女はお騒がせでしたが、色々と行動して自分の適職に一歩近づけたわけです!
このお話でマサアキが伝えたいこと
さて、今回はWeb業界からDTPに転職して、その過酷さに驚いて元サヤに収まるという大変珍しい話をしました(笑)。
彼女(アラレちゃん)が恵まれていたのは3点あって、
- 前職がWebデザインという環境的には(DTPなどのブラック業界と比べて)恵まれていた比較元であったため、「これ(DTP業界)はおかしいのでは?」と気づけた
- 前職の社長と話し合えるくらいの外交性があるのと、人間関係構築スキルを持っていた
- タイミングよく自分の適性に合うかもしれない仕事に出会えた
ということですかね。
もちろんですが、みんながみんなこういうわけにはいかないので、DTPに転職しようと考えるのはよくよく考えてくださいね。
マサアキにみたいに苦労することになりますから(笑)。
ただ彼女(アラレちゃん)と一緒で行動しないと適性の合う職場には近づけないですよっ!
今、クリエイティブ系の仕事がしたいなら将来性を考慮するとやっぱり、Web・IT業界になると思います。
そしてもし、そういったスキルがないのであれば勉強すれば良いんです。
昨今の人手不足なかでもWeb・IT業界は特に人手不足だそうなので、頑張って勉強すれば入れるのではないかと思います。
ちなみにマサアキにもできたので、Web系に転職。
かえってチャンスなのかもしれませんよ?
【Web・IT系に転職する必要なスキルが学べるスクール(働きながらでも出来る)を紹介!】
- 【Webデザインスクール】「デジタルハリウッド STUDIO by LIG」無料相談会:20代男女向け。上野と池袋にある社会人向けWebデザインスクール。プロのWebデザイナー育成6ヶ月プログラムあり
- 【自宅で学べるオンラインのプログラミングスクール】「TechAcademy」無料キャリアカウンセリング:10代~40代の男女が中心。プログラミングやWebデザインのスキルを現職に活かしたい方向け。1人ずつパーソナルメンターがついて自宅で出来るのはありがたい
- 【ITエンジニア専門スクール】「リナックスアカデミー」個人カウンセリング:少人数制クラスで空き時間にも勉強ができるフリートレーニングタイム、オンライントレーニングシステムで補講もできる
では今回はこのくらいにしようと思います。
それではっ。
この記事を書いた人:マサアキ
デザインの専門学校を卒業した後、DTP・デザイン業界の現場最前線で紆余曲折しながら約20年間働きました。
この記事とブログは私、マサアキの体験をもとに書いています。
転職サイトやフリーランスサイトなどでは語られない現場でのリアルなエピソードを盛り込んで記事にしていますので、どうぞお楽しみ(?)ください。
マサアキの経歴は以下の記事で詳しく紹介しています。